2016年5月25日水曜日

旅のカタチ

世界には、とてもたくさんの人が居て。

山には、ケモノ。

海には、サカナ。

空を飛ぶ、トリ。

大地には、花。

夜空に、星々。


数え切れないほどの、存在=イノチにあふれてる。

そのどれもが、個性を持っていて...
ひとつとして、同じカタチはないと言う。

こんなにたくさんなのに。
すべては一つ一つ違うなんて。

神さまは、この小さな砂つぶと、隣の似たような小さな砂つぶと。

その違いを...その個性を、見分けることができるんだろうか。

そして、大勢の人々の中で。
ちゃんと私を見ていてくれてるんだろうか。


私が神さまだとして。

私のカラダが世界全体だとしたら...

私は、自分のすべてをちゃんと、わかっているのかな。

手の指の一本一本なら、見分けがつくとして。

髪の毛一本一本って言われたら、全くわからなくなる。

私の髪の毛の一本一本にも、個性とイノチはあるのかな。

指紋がどんな模様してるか...手を見ないで思い出して描いてみろ...って言われても、きっと描けない。

今、上下に何本の歯があるのかも、
数えてみなけりゃわからない。

.....なんだ。なんにも知らないじゃないか。

表面的なところしか、わかりやすいところしか。

自分の気にかけるところなら、よく知ってるのに。


知らないのか、知りたくないのか。


今、私たちは.....

外の世界を知りたくて出かける旅に、もう飽きた。

一番知りたいのは、自分だ。

そう思っている人、たくさんいるよ。

自由だろうなぁ。

自分の中だもん。

赤信号も次の便の待ち時間も。
立ち入り禁止も乗り遅れも何もない.....

はず。



でも、外に興味があるように見えても。

実は、自分自身に向かってるんだ。

それを味わっている、自分に。

知らないことを知って、嬉しくなる私。

美しいものを見て感動する私。

悲しい真実を前に、強くあろうと前を向く私。


人は、たくさんの景色を前にしながらも。

いつもいつもそれを自分のうちっかわに照らし合わせる。


あなたの旅のカタチ。

私の旅のカタチ。

風の旅のカタチ。

そして、ともに巡るそのカタチ。

時空を超える旅のカタチ。


旅の中で、出会うんだ。

自分だけの『いのちのしま』に。



来月より、九楽章始まります。



ho ei ya ho ♪えま


















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